live
ピアニストとしても、指揮者としても精力的な活動を行っているフィリップ・アントルモンのリサイタルに行ってきました。実はあまり彼の演奏を聴いたことはなかったのですが、ファンの方の誘いを受けていそいそと会場へ赴いた次第です。会場でパンフレットを…
どちらかというとインドア・リスナーの私にとって、このWORLD HAPPINESSが初の野外フェス体験でした。7時間という長丁場、暑さに耐えられるか心配だったのですが、天気予報では曇時々晴れということで一安心。ところが会場について開場を待っている間はギン…
前にも書いたことがありますが、私がジャズを面白いと思えるようになったのは70年代山下洋輔トリオの演奏に接してからです。スリリングなインタープレイはもちろん、ジャズにもユーモアがあること、バンド・サウンドと呼べるものがあることを彼らの演奏に…
僕がいままで追求してきた、この世に存在しない音、「この世ならざる音」というものを、やっぱり今でも探し続けている。それが今回、何かひとつのかたちとなって現れたら有り難いな、と思っています。 ―大野松雄 国産アニメの第1号「鉄腕アトム」で、あの印…
昨日の午後は「ラスト・ワルツ」のDVDを見たりしながら過ごしていたのですが、夕方になって「そういえばミオ・フーが今夜だったっけ」と思い立ち当日券狙いで黄金町へ向かいました。ミオ・フーの音楽が好きというのはもちろんですが、かねてからid:amed-r…
今年2回目の生あがた森魚です。前回は2月22日・九段会館でのスペクタクルなコンサートでしたが、今回はうって変わって、三軒茶屋の商店街にあるライヴハウス「グレープフルーツムーン」でのライヴ。ここは2004年に鈴木慶一のソロ・ライヴを見て以来…
2006年の来日公演のときは「もう彼らを生で見られるのはこれで最後かも・・・」なんて思ったものですが、どうしてどうして。2008年にはフジロックに登場。ムーンライダーズ鈴木慶一をはじめとする多くの人にベストアクトと言わしめた快演を見せてく…
眼福さんをはじめとする、ムーンライダーズをこよなく愛する8人によるグループ展に行ってきました。メンバーの姿を渋く描いたものから、コミカルでPOPなタッチにしあげた作品まで幅広い作風を楽しみました。漫画やTシャツといった作品まであって、ムー…
地球という名の惑星をコロガリ続け、漂い続けて60年のあがた森魚。その航海はいまだ継続中なれど、この夜は多くの同士(クルー)と共にこれまでの軌跡の集大成をたっぷりと見せてくれました。 まず前半は、武川雅寛、駒沢裕城、久保田麻琴、浜口茂外也、徳…
山下スキルさんが自らの足と耳とハートを駆使して見つけ出した、珠玉の「うた」を聴かせてくれる3組のアーティストによるジョイント・ライヴに行ってきました。下北沢に行くのはなんと2004年のインスタント・シトロンのライヴ以来になります。良い意味…
4月に続いてまたまた行ってきました「伊豆田洋之、ポール・マッカートニーを歌う」。感想はほとんど前回と同じなので特に付け加えることはないです(笑)。“大好きな曲を自然に歌ったら結果としてポールに似ていた”としかいいようのないほどのナチュラルさで…
ビッグバンドの魅力をたっぷりと楽しむことが出来たコンサートに行ってきました。山下洋輔の下へ実力者のミュージシャンが揃ったスペシャル・ビッグバンドのコンサートです。メンバーは山下の他にトランペット・セクションがエリック宮城・佐々木史郎・木幡…
畏友chimeさんの強いお勧めで行ってきました。室内楽のコンサートに行くのは随分久しぶりだったと思います。Ryoseiさんと一緒でした。 アンサンブル・フランセはフルート奏者・瀬尾和紀がパリの音楽仲間と結成したユニットです。瀬尾以外のメンバーはニコラ…
それにしてもPerfume旋風が止まりませんね。これまでテクノ系が苦手だとおっしゃっていたRyoseiさんも周囲の勢いに押されて(?)ついに『GAME』を買ったそうですよ。 なるほどデイリーチャート1位になるのも納得です。 昨日はそのRyoseiさんからのお誘いで…
2005年以来の来日となったチッコリーニ。今回の来日はピアノ・リサイタルと協奏曲をそれぞれ1夜ずつというもの。その第1夜に行って来ましたが、前回を上回る素晴らしい演奏に打ちのめされました。 前回のリサイタルではベートーヴェン、ラヴェル、ファ…
昨日今日と2日間にわたってのムーンライダーズ、今年最初にして最後のライヴ。その1日目に行って来ました。 今年はメンバー各自がソロ活動に専念して、グループとしての動きはほとんど無かっただけに、どんな選曲で迫るのかを楽しみに開演を待っていたので…
ちょっと体調を崩しているのと、今回はリラックスして楽しむことに徹したので覚書程度のレポとなります。どうもすみません。 「音で聴く『電子音楽 in JAPAN』」のアンコール企画として2夜連続で行われたPOP2*0ナイトに行ってきました。詳しい内容は2007-12…
渋谷の「青い部屋」は戸川昌子がオーナーのシャンソン・バー。そこで行われたイベント「乙女音楽研究会」に行って来ました。理由はショック太郎さん(id:bluemarble)のユニット、blue marbleの初ライヴが行われるからです。ヴォーカルの大野方栄があまりラ…
日本の電子音楽の歴史を辿った名著「電子音楽 in Japan」とディスクガイド「電子音楽 In The(Lost)World」の著者、田中雄二が主宰するイベントに行って来ました。タイトル通り、2冊の著書で語られていた音源を実際に聴きながら改めて大阪万博から今に至る電…
「ポリリズム」リリース以来、精力的にインストアイベントをこなしているPerfume。池袋サンシャインシティ噴水広場で行われたミニライヴに行ってきました。簡単に昼食を済ませて12時15分過ぎに噴水広場へ到着した時は既にぎっしりと観客で埋まっており、…
80年代初頭のパンク、ニューウェイヴの嵐がおさまりかけたころ涼やかな風のように登場してきたネオ・アコースティック。急速にパンク、ニューウェイヴに接近していた当時のムーンライダーズ周辺もこの動きに触発されていくつか忘れがたい作品を残してくれ…
伶楽舎は雅楽の演奏団体ですが、古典曲だけではなく、新曲の演奏にも積極的に取り組んでいます。録音活動でも、武満徹の「秋庭歌一具」を収録したCDが高い評価を得ていますし、岡野玲子の「陰陽師」のイメージアルバム『music for 陰陽師』も彼らの演奏を…
昨日はオーチャード・ホールで行われたグランディーバ・バレエ団の公演に行ってきました。RYOSEIさんと一緒です。 グランディーバ・バレエ団はメンバーが全員男性であることで知られるバレエ団。1996年の結成以来、日本にはほぼ毎年訪れています。TVで…
昨年亡くなった伊福部昭を偲んで、今年は各地で伊福部の曲が演奏されていますが、そのひとつの集大成となる「伊福部昭音楽祭」がサントリーホールで開催されました。全体は3部にわかれ、4時間以上にわたる長丁場でしたがたいへん聴き応えのある演奏会でし…
ヴァシュティ・バニヤンのライヴへ行ってきました。2005年に35年ぶりとなる新作『ルックアフタリング』を発表したというだけでも驚きだったのに、まさか来日公演まで実現してしまうとは・・・。まさに奇跡の来日といえるわけですが、あまり大げさな表…
静かなる傑作『Nunki』からの曲を中心としたコンサートでした。昭和女子大学人見記念講堂は通常はクラシックの公演が中心です。TV「題名のない音楽会」もよくここで収録されていますね。私も合唱団に所属していた大学時代にここで歌ったこともある思い出深…
タケダさんとパーカッショニスト・加藤訓子のコンサートに行ってきました。 加藤訓子は2000年米国パーカッシヴ・アートソサイティーより世界35人のマリンビストに選出されたこともある俊英です。私が彼女を知ったのは昨年の武満徹のメモリアル・コンサ…
今年の演奏会初めです。神田晋一郎は主に即興演奏を追及する「音樂美學」を主宰するピアニスト。とはいってもこれまで全く彼の音楽に接したことがないので、どんな演奏になるか期待と不安が半々で臨んだライヴでした。 プログラムは以下の通り1.「2つのロマ…
Ryoseiさんとタケダさんと一緒に新イタリア合奏団の演奏会へ行ってきました。 新イタリア合奏団はイタリアの著名オーケストラのコンサートマスターやソロ首席奏者の経験者、国際コンクールの入賞者などによって構成された弦楽アンサンブルです。今回はゲスト…
ザバダックからキャリアをスタートした上野洋子。ザバダックを脱退(のれん分けと称していた)後はCMやアニメの音楽、マーシュ・マロウ、ヴィータ・ノヴァへの参加、ヴォーカルの多重録音によるソロ・アルバムや、アスタリスク名義でポップスとインストを…