将棋

8/14京急上大岡店将棋まつり

第10回を迎えた京急上大岡店将棋まつりに行ってきました。将棋ファン以外の方には知られていませんが、この時期、全国各地で将棋まつりが行われているのです。昨日の目玉は羽生名人の登場。午前中にトークショー、そして午後1時30分からは席上対局を行…

7/18 第79期棋聖戦第5局

大詰めを迎えた棋聖戦最終局。羽生名人が勝てば四冠、佐藤棋聖が防衛すれば大山十五世名人に並ぶ7連覇と共に大きな記録がかかった大一番でしたが、激戦を羽生名人が制しました。かつて「棋聖は私の命」とまで言い切った佐藤、無念の失冠です。ファンとして…

NHK杯第1回戦:石田九段vs北浜七段

名人戦や棋聖戦のような息詰まる熱戦、盤上真理の追究といった厳しさと均衡の美しさも将棋の魅力ですが、わいわいと「ここはこの方が良かったんじゃない?」「ここでこう指しておけばよかったか〜」と盤を囲んで和やかにおしゃべりするのも将棋ならではの楽…

6/21第79期棋聖戦第2局:佐藤棋聖vs羽生名人

森内九段から名人位を奪取した後も、王位戦の挑戦者決定戦で若手の実力者である橋本七段に圧勝とその勢いは止まることを知らない羽生名人。休む間もなく、佐藤棋聖との棋聖戦第2局を迎えました。 結果は羽生名人の角交換振り飛車の趣向を逆用する形で、佐藤…

A級順位戦第1回戦:佐藤二冠vs鈴木八段

さて、私の希望としては来期羽生名人に佐藤二冠が挑む構図が理想。その佐藤も本日A級順位戦第1回戦を戦っています。相手はハチワンダイバーの師匠こと鈴木大介八段。しかしどうも22:14現在佐藤二冠が苦しそうです。またシリーズ序盤でつまづくとあわや陥…

名人戦第6局:森内名人vs羽生二冠

羽生二冠が森内名人を破り名人位を獲得して永世名人となりました。これまで森内名人の先手番で苦しめられていた初手2六歩をお返しとばかりに採用。森内名人も随所に意欲的な構想を見せましたが、終わってみれば羽生二冠の完勝といってもよい一局だったと思…

第79期棋聖戦第1局:佐藤棋聖vs羽生二冠

私はいつも、一局の「無限の広がり」を書き尽くした本の存在を夢想する。一局の対局を通して、2人の対局者が脳の中で考えたすべてを書きおろしたら、どんなものになるのだろう。 「百冊くらいの、百科事典みたいに分厚いものになるでしょうか」 私は佐藤棋…

名人戦第5局:森内名人対羽生二冠

今日は有休なので朝からじっくりネットで観戦してます。森内名人またも初手2六歩。結果こそ羽生二冠の3勝ですが、内容的には負けていないので充分ありえる手ですね。しかし今期の森内名人は絶不調なのが気になります。1勝5敗とは信じられない成績です。…

名人戦第4局2日目:森内名人対羽生二冠

激しい勝負になると思いきや、一転して延々睨みあっているような長い中盤戦となった2日目。それでいて一端局面が動き出したらあっという間に羽生二冠が寄せきってしまったという印象です。それにしても毎回消耗戦になりますね、この2人は。昨日は将棋会館…

名人戦第4局1日目:森内名人対羽生二冠

第3局で先手番を痛いポカで落とした森内名人。ここが正念場となりますが、まるで佐藤康光二冠が乗り移ったかのような、ダイレクト向かい飛車からの積極的な指し回しに驚かされました。どちらが優勢なのかはさっぱり分かりません(^^;)。森内名人は大胆にも中…

名人戦第3局2日目・森内名人対羽生二冠

羽生二冠大逆転勝利!なんという強さ・・・。 <解説コメントの推移で見る2日目> 1日目の封じ手の時:控え室では森内ペースかとの声も聞かれはじめた。 ↓ 2日目9:15頃:検討陣は森内持ちの意見が多い ↓ 54手目、羽生3四銀:「まだ森内名人の方が…

名人戦第3局1日目・森内名人対羽生二冠

一勝一敗の五分の星で迎えた第3局。戦形は相掛かりとなりました。このところずっと先手番の勝利が続いている両者の対局ですが、後手番の羽生二冠がどのような指し回しを見せるかに注目です。 <動画で振り返る1日目> 名人戦第3局1日目朝、両対局者入室…

第2回大和証券杯ネット将棋・最強戦

5/4からトッププロ棋士が駒をマウスに持ち替えて、ネットを通して対戦する大和証券杯・最強戦が始まります。トーナメント表は↓ http://www.daiwashogi.net/tournament/saikyo/2nd/tournament.html 出場する棋士はいずれも強豪ぞろいなのですが、特に右の山が…

第66期名人戦第1局

4/8,9と森内名人対羽生二冠による名人戦が椿山荘で戦われました。朝日新聞と毎日新聞による共催として初めて(のはず)の名人戦。挑戦者の羽生二冠が名人を奪取すれば十九世名人となることもあり、名人戦の歴史の中でも大きな節目となりそうな対決です。この…

第33期棋王戦第4局

佐藤棋王がカド番に追い込まれた状態でむかえた4局目。後手番の羽生挑戦者がまたまたゴキゲン中飛車を採用しました。これで2、3,4局と全部後手番の戦法はゴキゲン中飛車になったわけで、2人はこのタイトル戦でこの戦法を究めてしまおうとしているかの…

第57回NHK杯テレビ将棋トーナメント決勝戦

今日のNHK杯決勝は初の試みとなる生放送でした。決勝の組み合わせは佐藤康光二冠と鈴木大介八段です。連覇を狙う佐藤二冠、今期はなかなか調子が上向かず、順位戦でも辛うじて最終日に残留を決めるなど苦しい戦いでしたが、ここは勝って現在カド番に追い…

第33期棋王戦 佐藤康光棋王対羽生善治二冠

今中継を見たのですが、開始一時間でもう大決戦になっています。佐藤棋王が“偉大なる悪手”5四歩を打ちました。昨年の棋聖戦では渡辺竜王相手にこの手を初披露し、タイトルを防衛。先日の王将戦では久保八段が羽生王将相手にこの手を敢行したが、羽生があっ…

将棋界の一番長い日

今日はA級順位戦最終9回戦。10名のトッププロが一年かけて名人挑戦権を目指して争うリーグ戦の最終局です。この日の結果で名人挑戦者1名と、B級1組への降級2名が決定します。 名人挑戦に最も近いのは羽生二冠、後を追うのが三浦八段でこちらの争いも…

棋音戦てんまつ記(4)〜2枚の壁は厚かった編〜

ついにめんちかつさんとの対局がはじまりました。2枚落ちといってもyahooで駒落ち設定はできないので、私は飛車・角を動かせないということにしてスタートです。これはやりづらかった。2枚の大駒が完全に壁となって、まともな囲いができないんですね。しょ…

棋音戦てんまつ記(3)〜駒落ちなんて知らないよ編〜

さて、問題集を読んだり、NHK杯を観戦したり、PCにインストールされていた柿木将棋で練習したりしている間に日は流れ、本番一週間前のプレ対局としてめんちかつさんと2枚落ちで対局することになりました。これ、最初はてっきりankoroさんとめんちかつ…

棋音戦てんまつ記(2)〜福部くんの科白がしみるぜ編〜

米澤穂信というミステリ作家がいます。彼のことは今回の棋音戦のフィクサー(?)であるめんちかつさん(id:nota10)の日記で幾度か取り上げられていたのをきっかけに興味を持ち、読み始めました。さて、彼の作品の中に「古典部シリーズ」と言われている連作(…

棋音戦てんまつ記(1)〜かくして対局は決まった!「振るや振らざるや、それが問題だ」編〜

将棋界は盛り上がっている。王将戦は第3局まで進み、久保八段が新藤井システムで羽生王将を撃破した。今日は女流名人戦第2局が岡山は倉敷で行われた(131手で矢内女流名人の勝利)来週からは佐藤(康)vs羽生の棋王戦が始まる。そんな激動の将棋界の…

将棋本オールタイムベストテン

id:doublecrownさんの所で実施されている企画「将棋本オールタイムベストテン」に参加してみたいと思います。 下手の横好きが選ぶので定跡本より読み物系が中心です。 1)勝又清和「最新戦法の話」 現在のプロの将棋を観戦する最良の手引き書でしょう。最新…

【新春対談】梅田望夫氏と佐藤康光棋聖が語る

産経新聞に掲載された対談の完全版。ヴォリュームたっぷりで読み応えのある対談です。気になったところを一部引用しました。 (1)ネットで目的にたどりつけるのは疑問を持つ人だけ http://sankei.jp.msn.com/economy/it/080101/its0801010813000-n1.htm 世…