2004-06-01から1ヶ月間の記事一覧
後のワールド・ミュージックを予見していたかのような、ヴァラエティに富んだサウンド・アプローチを見せた「マラッカ」と本作、両者甲乙つけがたい出来ですが、ソリッドなサウンドが久々にロックの快感を思い出させてくれたこの作品を取り上げます。80年…
http://www.moonriders.net/diary/log/history.html突然すぎて、今やっと再開されていることに気づいたぞ。ところでこれは「はてなダイアリー」の文章をupしてるのかな?
http://www.cdjournal.com/main/news/news.php?nno=6910おおっ!まだ活動してたのか。私にとってこのバンドはXTC,プリファブ・スプラウトと並ぶ「英国三種の秘宝」のひとつですから何よりもうれしい知らせです。本年度のカムバック大賞決定(笑)。
荒々しさとミステリアスな雰囲気が渾然一体となっていた1stの方に個人的にはより惹かれるのですが、この2ndのポップさも魅力的です。ラウンジっぽいストリングスを用いたり、ナイル・ロジャーズを起用したりとやりたい放題で、彼の持ち味であるポップ…
このアルバムを初めて聴いたのはもう10年以上前になるでしょうか。小西康陽が企画したリイシュー・シリーズ「未来の音楽」の一枚として復刻されたときです。何に驚いたかといって、それまで「なにやら鯨とかと一緒にやってる変な奴」としか思っていなかっ…
クラシックの棚に置かれることもあるけれど、マリンバにはアフリカやラテンなど様々な国の風が吹いている。ころころと転がるような高音部はキュートだし、深く響く低音部には、どこか宗教的な印象すら感じます。それらを含めて、木の鍵盤から生み出される響…
ジャケットとタイトルを見て抱く期待を裏切らない快適盤。ボサノヴァとハワイアンの合わせ技というのは、ありそうでなかったのでは?これまでの心地よさにハワイアンのまったり感が加わって、ホント気持ちいいです。1曲目のエリントン・ナンバーのスイング…
関心空間を始めてみました。当面の間、とりあげるのは本にしぼって「ささやかだけどうつくしい本」というテーマでやっていく予定です。もっとも「ささやか」も「うつくしい」もこちらの気分次第で意味合いがころころ変わるので、大きくて重い本も登場するか…
ジャングルでスーツ着て踊っているようなアルバム。前作「ボーイズ&ガールズ」は「アヴァロン」のデラックス版だとフェリー本人は語っているけれど、それに倣っていうならばこれは「カントリー・ライフ」のデラックス版か。ジョニー・マーの参加がいかなる…
「ヘヴィ・ウェザー」と「ナイト・パッセージ」という代表作に挟まれたアルバム。コンセプトが固まりきらずにとっちらかっているところが、今聴くと逆に新鮮です。新ドラマーにピーター・アースキンを迎えた初のアルバムですが、一部の曲ではスティーヴ・ガ…
駅前の書店が今月末で閉鎖になります。CDも売っていたのですが、閉店間近ということで、今日久しぶりに行ってみたら全品50%OFFになっていました。時既に遅く、かなりの棚がガラガラだったのですが、隅っこに残っていた、ちょっと気になっていたアル…
いまさらですが、id:yukattiさんの日記で知りました。なぜかうれしくなってしまいます。ミーハーですねえ。(追記)キーワードの説明文に既に「はてなユーザーでもある」の文がありました。 http://d.hatena.ne.jp/yukatti/20040602#p1
世がなべてローファイ、70年代的サウンドを礼賛していた94年に、敢然とフル・デジタル・レコーディングでテクノ魂を見せつけた「ハロー・ワールド」から10年。戸田誠司が帰ってきました。この新作にもテクノ・ポップの刻印はしっかりと記されています…
猿*1がヒットしたけれど、「Ⅲ」と「SO」に挟まれてなんだか地味に感じていたのですが、こうしてリマスター盤で聴いてみると、なんだかんだいって聴き応えありますね。地味にはちがいないけど、多彩なビートを操る様はさすがです。「レイ・ユア・ハンズ・オ…
「男女ヴォーカル」をお題にして行われた第9回セレクト合戦。前回は英国フォークで統一感を狙ったのに対し、今回はビックリ箱路線。へんな曲をどこまで入れるか、かなり迷いました。大雑把にいうと前半はポップ、後半はヘンテコという流れです。 ※Amazonに…
<Introduction> 時に音楽、あるいはサッカー、はたまた栗原恵の魅力を熱く語るかと思いきや、一転「退屈」についての考察を叙する、幅広い話題を扱う魅力的な日記を書かれている「■日々常套句」のid:clicheさんとインスタント・シトロン初のワンマン・ライ…
今日はドイツの女の子デュオ。良質の牧歌的エレクトロニカをリリースし続けるレーベル、Karaoke Kalkからの1枚です。どっちがどっちなのか分かりませんが、Marion DimbathとNicola Shupfrlingという名の女の子が歌ってます。おそらく姉妹ではないと思われま…
なるほど。ファンの間で評価が高いのも納得です。はつらつとしているという、パブリック・イメージを保ちながらも、「おっ、なかなか歌えるんだな」と思わせる適度な意外性(熱心なファンにとっては自明のことかもしれないけれど)もあり、懐かしさと新鮮さ…
まさしくリアル「スクール・オブ・ロック」。70年代のカナダの小学生が、音楽教育の一環として本当にロックの名曲を歌い、演奏してしまったアルバムです。いきなりウイングス「ヴィーナス・アンド・マース/ロック・ショウ」から始まり、「グッド・ヴァイ…
http://www.net1.nus.ne.jp/%7Etakahide/sap/sap.htmlid:masu2 さんの日記で知りました。どれも上手いなあ〜。
・・・と言ったこととは全く関係ない選盤です(笑)。これが最高傑作!とは言い切れないかもしれないけど、2番目や3番目に好きな一枚として挙げる人は多いと思われる、いわばキング・クリムゾンにおける「アイランズ」、もしくはビーチ・ボーイズにおける…
音楽仲間のセレクトが続々と届いております。みんな「今回は難しい」と言っておきながら、蓋を開けてみると、どうしてどうして。しっかりと選び手の個性が反映された魅力的な選曲ぞろい。毎回、なんで世の中には、自分の知らない良い曲がこんなにあるんだ、…
01年発表の1st。R&Bとエレクトロニカを結びつけた、フォークトロニカならぬ「ソウルトロニカ」と呼びたい逸品。沈み込むようなビートと繊細な電子音の粒子が、マーヴィン・ゲイやダニー・ハザウェイを時に思わせる内省的なヴォーカルを包んで、鈍色…
天気も気分も冴えないので、無条件に楽しめる爽快盤を。ニュー・オリンズに接近した音楽性、ホーン・セクションの導入という共通点を持ちながらも、ザ・バンド「ロック・オブ・エイジズ」とは感触がかなり違うのが面白いところ。ザ・バンドももちろん最高な…
音楽仲間と行っているセレクト合戦のCDを焼いています。今回のお題は「男女ボーカル」。音源がありそうでないので苦労しました。変化球だらけでまとまりがついてないものになっています。昨日は早速フィニルさんのセレクトが到着。カントリー・ロックとフ…
http://www.carnation-web.com/mtnews/000008.htmlいいかげんにしろ、エイベックス。
http://www2c.biglobe.ne.jp/%7Ekawauchi/ 今日は、ぼくが反対の立場で取り組んできた、著作権法の改正案が所属の文部科学委員会で採決されました。ぼくは反対(退席)しました。洋楽の輸入版が規制されてしまうかもしれないというこの著作権法改正案。音楽…
http://blog.livedoor.jp/memorylab/archives/2004-06.html#20040602結果は残念でしたが、川内議員や高橋健太郎氏をはじめとした方々の尽力がなければ、この問題がここまでうねりを持って盛り上がることはなかったと思います。これからが大切なのだ、という…
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0406/01/news087.htmlうーむ。反対・修正を訴える側の具体的な質問に対して、賛成側の答えは口約束の域を出ていないんですよね。公開質問状の回答も期限を過ぎてからのものだったので、今回の質疑に間に合わな…
ヤングマガジン・アッパーズで連載中の作品、「バジリスク」がいよいよ次回で完結しようとしています。既に読まれている方にはお分かりのとおり、無類に面白い。山田風太郎の作品を原作に用いた映画などは数あれど、その中ではダントツの完成度を誇る作品で…