ステファン・グラッペリ&トゥーツ・シールマンス「ブリンギング・イット・トゥゲザー」

「ガカンとリョーメイ」を最初に聴いたときに思い出したのがこのアルバム。トゥーツ・シールマンスはハーモニカの演奏で名高いけれど、もともとはギタリストだし、ステファン・グラッペリはくじらさんも憧れたヴァイオリニストですからね。小粋な音楽を奏でさせたら右に出るものはいない名人どうしの共演だけに悪いわけがありません。スタンダード・ナンバーからポール・サイモンに至るまでなんでもござれ。洒落ていて、かつ温か味のある音楽がプレーヤーのスイッチを押したとたんにあふれ出てきます。