渡辺竜王が羽生名人を降して初代永世竜王に

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忘年会からの帰り、携帯を開いて結果を確かめてみたら、残念な結果に・・・しかし、３連敗後４連勝というのは将棋界初の偉業なので、ここは渡辺竜王の強さを称えたいです。森内、木村、佐藤康、羽生といった並みいる強豪を迎えうっての結果なのだから素晴らしい。しかし、その竜王も順位戦や他の棋戦では苦戦が続いてます。これ機に更なる飛躍を遂げるのかどうか今後が楽しみです。羽生名人は今年上半期は怒涛の勢いでしたが、ここにきてブレーキがかかったか。年明けには相性があまりよくない深浦王位が王将のタイトルに挑んできます。前にも書いたけど、今の将棋界は本当に面白い。羽生名人が突出しているように見えるけど、実は紙一重のところで群雄がひしめきあっているのです。一見敷居が高そうに見える世界ですが、下手は下手なりに楽しめる世界なので、ひとりでも多くの人が将棋を好きになってくれるとうれしいですねえ。別に自分が指さなくてもいいんですよ。見るだけでも楽しめるのですから。これについては来年梅田望夫がその視点で本を書くようなので、それに期待しているのですが、それまでは渡辺竜王が書いたこの本を推薦します。

頭脳勝負―将棋の世界 (ちくま新書)