エルヴィス・コステロ&ブロドスキー・カルテット『ジュリエット・レターズ』

ジュリエット・レターズ

ジュリエット・レターズ

エルヴィス・コステロの音楽にはなぜか今ひとつなじめないままこれまで来てしまったのですが、数少ない例外がこの一枚。全曲を弦楽四重奏団のブロソスキー・カルテットだけをバックに歌ったアルバムで、コステロの演劇的な歌唱と甘さに流れない弦楽の響きが程よい緊張感を保っています。今突然思いついたのですが、アンディ・パートリッジがこのようなアルバムをつくったらこれに負けないくらい面白い作品ができそうな気がしますね。ともあれコステロのヴォーカリスト、ソングライターとしての力量がいかんなく発揮されたアルバムだと思います。

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