OPIKA PENDE : AFRICA AT 78RPM

Opika Pende: Africa at 78rpm

Opika Pende: Africa at 78rpm

1909年から1960年代にかけてのアフリカ音楽のSP音源100曲をCD4枚にまとめた編集盤です。
アメリカのコレクター、ジョナサン・ウォードのコレクションを基にしているそうですが、よくぞこれだけ貴重な音源を公開してくれたと感謝したいですね。110頁以上のボリュームがある解説書(英文)もついていて、資料的価値が高いのはもちろんですが、なによりも音楽として純粋に楽しめるのが素晴らしい。地域はアフリカ全土をカヴァーしており、時代も半世紀にわたるため、ほとんどアラブ音楽かと思うような曲から、民族音楽、ポップ・チューンに至るまで、ヴァラエティに富んだ内容ですが、どの曲も音楽を奏でることの喜びがストレートに伝わってきて、じめじめした曲がないので、聴いていて本当に幸せな気分に包まれます。アフリカ音楽の拡がり、豊かさを心から実感できる最高のコンピレーション。ブックレットをこれから少しづつ繙いていきたいと思っています。