Van Dyke Parks『Arrangements Vol.1』

Vol. 1-Arrangements

Vol. 1-Arrangements

最近は自身が創設したレーベルBANANASTANからシングルを連続でリリースするなど、ここにきて活発な活動を繰り広げているヴァン・ダイク・パークスから嬉しい贈り物が届きました。
内容はキャリア初期のシングルなど、1960年代後半から1970年代前半にかけての音源をまとめたもの。ヴァンの才能がもっとも輝いていた時期ですから悪いはずはありません。傑作『ソング・サイクル』に収録されていた『ドノヴァンズ・カラーズ』のモノ・ミックスに始まり、ハーパース・ビザールがカヴァーした2ndシングル『カム・トゥ・ザ・サンシャイン』等の本人によるシングルや、アレンジを手がけたボー・ブラメルズのサル・ヴァレンティノ、アロ・ガスリー、モジョ・メンなどの楽曲など、貴重かつ今でも刺激的に響く音源がほとんど。徐々にカリプソに接近する様子もうかがえて、ファンには興味が尽きないアルバムとなっています。詳細な解説がついた国内盤が出てほしいですね。
オリジナル・フルアルバムのリリースも待たれるところですが、続編も早く聴きたくてたまらなくなっています。特に初期ではシングル『No.9』や数々のCM曲などまだまだ埋もれたお宝がたくさんあるはずですから・・・!

Van Dyke Parks - The Eagle And Me