今年はもしかしたら洋楽の当たり年になるかもしれません。テキサス出身の4人組によるグループの3rd。私はこれが初聴きですが、ブリ
ティッシュ・フォーク・トラッドに接近した音作りですぐ気に入りました。なんでも中心人物のティム・スミスがメンバーにフェアポート・コンヴェンションやペンタングル、ス
ティーライ・スパン、ストローブス、
アメイジング・ブロンデルなどの
サウンドを取り入れるように提案してつくられたというのですが、それも納得の仕上がりです。やや暗めの曲調としっとりとしたコーラス、沈み込むようなリズム・セクション。すぐになじめる曲はありませんが、じっと耳を傾けるとじわじわとその良さがしみこんでくる佳曲ぞろいで、長くつきあえそうな気がします。ちなみに修道士の格好をしているジャケットは
タルコフスキーの「
アンドレイ・ルブリョフ」に触発されたということらしい。となると地下に住んでいる方が色めき立ちそうな気がしますが、あいにく
タルコフスキーに関係ある曲はひとつもありません(^^;)。