Luis Nanook 『Place』

Place

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光の白熊、というちょっと奇妙だけど詩的な名前をもつこのユニットは、畠山地平と佐立努の2人からなります。チェット・ベイカーのようにひそやかにささやかれる歌を、これもまたひそやかなギター、エレクトロニクスとフィールドレコーディングがそっと包み込む。アンビエントとはいえないけれど、この音楽がもたらすたゆたうような時間の流れは、日々の生活の喧騒に疲れ、こわばった耳と心を静かにほぐしてくれます。