エルヴィン・ジョーンズ『コンプリート・ライヴ・アット・ライトハウス』

コンプリート・ライヴ・アット・ザ・ライトハウス

コンプリート・ライヴ・アット・ザ・ライトハウス

今年は70年代山下洋輔トリオ復活祭に行ってからあまりジャズを聴いてなかったのですが、これは数少ない例外。1972年にエルヴィン・ジョーンズがデイヴ・リーブマンとスティーヴ・グロスマンというマイルス・デイヴィス絡みのサックス奏者2人(スティーヴ・グロスマンはウエイン・ショーターの後釜としてマイルス・グループに加入。デイヴ・リーブマンはこのライヴの後マイルス・グループに加入)を従えて、ピアノ・レスの編成のカルテットで行ったライヴの記録です。フリー・ジャズではなくてストレート・アヘッドなアプローチなのですが、エルヴィンの力強いドラミングに支えられ、2人のサックス奏者が熱く、奔放に吹きまくる様が圧巻。ジャズのエッセンスをたっぷりと味わった気分になりました。