王より飛車を可愛がる日記（２）

好評（？）につき第２回です。私が後手で右四間飛車へ。対する先手は四間飛車から玉を囲わず中央を厚くして対抗する構えをとりました。

桂を跳ねだした以上、攻めるしかありません。上の図から ▲７八金　△６五歩 ▲８六歩 △６六歩　▲同　角 △同　角 ▲同　銀・・・と進んでいきました。さらに進んで図２へ。

相手の飛車を召し上げ、王手金取りをかけていい気分だったのですが・・・。

相手玉をつかまりにくい位置へ逃がしてしまった上、厳しい反撃を許してしまいました。図３から△５一金打　▲８二飛成 △６四馬 ▲５五銀 △５三馬 ▲６四金 △同　馬　▲同　銀 △６七飛 ▲４二桂成 △同金右 ▲５三銀成・・・と激しい攻め合いが続きましたが、徐々に押されてピンチの局面へ。相手は２枚飛車から駒を足して、数の攻めで圧倒しようとします。こちらもなりふりかまっていられません。ベタベタ自陣桂を２枚打って玉のコビンをガード。必死に耐えているのが図４です。

以下、▲９一龍 △５二香　▲４二成銀 △同　金 ▲５三香 △同　香 ▲同　金 △６四銀　▲４三金・・・と、ついに相手が攻めかかってきましたが、６五の角を私の玉とソッポの方向の８三に成りこんだことでこちらに手番が回ってきました。反撃のチャンスです！銀を繰り出し、馬を切って攻めます。大駒が１枚もないのですからガジガジ食らいつくしかありません。無理矢理相手玉を下段に落とそうとしたのが図５。

ここで５九玉とかわされていたら攻めが切れてたように思うのですが、▲同玉と応じたため事件に。以下、△３七銀成 ▲４九玉 △５七桂と進み、金頭桂の形（図６）で勝ちを決めることができました。執念で勝った感じでしたね。