2007年に発表された1st。ジャケットを見て女性シンガー・ソング・ライターのアルバムかと思って購入したら、
ノルウェー出身の4人編成のグループでした(^^;)。ジャケットの女性もメンバーのひとりでヴォーカルを担当しています。他の3人はトランペット、ベース、ギターでドラムもキーボードも不在というちょっと変わった編成なのが特徴。
サウンドは音数を絞った、静謐で浮遊感漂うもの。トランペットがかなり
フリー・ジャズ的な演奏をしているのですが、
アンビエントな空間の中に自然にとけこんでいるのが面白い。ECMを思わせるところもある
アンビエント・
サウンドの中で歌われるのは19世紀
アメリカの詩人、エミリー・ディキンソンの詩の数々
*1歌と伴奏という定型におさまらない声と
サウンドの関係は近年の
デヴィッド・シルヴィアンにも通ずるところがあるように感じられます。