坂本真綾セレクト - One Way To The Heaven

Gabriela Robin、ひよこ隊長に続いて、坂本真綾セレクトまで調子に乗ってつくってしまいました。菅野よう子セレクト３部作これにて完結ですが、ひょっとしたら続きがあるかもしれません・・・と含みをもたせておきます(^^;)

夜明けのオクターブ

7thシングル「しっぽのうた」のカップリング。後にベストアルバム『ニコパチ』に収録されました。言葉遊びをふんだんに織り込んだ歌詞が印象的な愛らしい小品。

約束はいらない

記念すべきデビュー・シングル。アニメ「天空のエスカフローネ」のテーマ・ソングであり、１ｓｔアルバム『グレープフルーツ』、ベスト盤『ハチポチ』に収録されました。坂本の歌唱は初々しいが、３拍子のリズム、間奏でいきなりバグパイプ風の音色が鳴り響くなどサウンドの凝り方が尋常ではありません。

ボクらの歴史

ラジオドラマ「CLAMP学園探偵団」テーマ・ソング。１０代じゃなくちゃ歌えない歌詞ですね(^^;)。弾むような楽しさがあるポップス。

走る

２ｎｄアルバムにして傑作『DIVE』の先行シングル。私はこれで彼女のファンになりました。次のシングルが「ひよこ隊長セレクト」に選曲した「プラチナ」なのですが、ストリングス・アレンジの感触などに共通するところが多いと思いませんか？

トライアングラー

ここでいきなり時代が飛びます。４ｔｈアルバム『少年アリス』以降、菅野よう子と離れていた坂本が久しぶりにコラボレート。2008年に発表されたシングルで、オリコンチャートで３位を記録するヒットとなりました（これまでの最高位）。アニメ『マクロスＦ』のＯＰです。これまでの楽曲に比べてやけにキーが高い。最新オリジナル・アルバム『かぜよみ』にも収録されました。

シマシマ

10ｔｈシングル「gravity」のカップリング。ベスト・アルバム『ニコパチ』に収録されました。これは「ひよこ隊長セレクト」で最後まで「プラチナ」と争った曲です(^^;)。心地よいギター・ポップですね。

指輪-２３カラット-

ここでバラードの名曲を。劇場版アニメ「エスカフローネ」主題歌としてシングルとなりましたが、そのときは副題の「２３カラット」はついておらず、後にベスト盤『ニコパチ』収録の際についたものです。

しっぽのうた

元々はドリームキャストのゲーム「ナップルテール」のための音楽で、ゲームのサントラ『ナップルテール　妖精図鑑』に収録。またシングル・カットもされて『ニコパチ』にも収録されました。セレクト合戦「女性ヴォーカル」で私がこの曲を選んだのですが、これがセレクト合戦に初めて坂本真綾が登場した瞬間でした(^^;)。ファンシーなサウンドと声質に、鈴木さえ子を連想した、という感想をたくさんいただいたのを覚えています。

マメシバ

坂本本人がひたすら走りまくるＰＶも印象的な名曲。元々はアニメ「地球少女アルジュナ」のＯＰで、３ｒｄアルバム『Lucy』にも収録されました。アルジュナは環境問題に取り組んだアニメだそうですが、菅野よう子は「環境問題の打開策は、高校生くらいの女の子が彼氏があぶない目に遭っているから行かなきゃ、というような前向きなきもちなのではないか」と考えて作曲したそうです。

木登りと赤いスカート

３ｒｄアルバム『Lucy』収録曲。メルヘンチックな歌詞が恥ずかしい、と思いつつ密かに気に入ってたのですが、おそるおそるボードゲームクラブ用のセレクトに忍ばせたところ、ankoroさんとめんちかつさんに大絶賛していただき、晴れてここに選んだ次第です(^^;)。

まきばアリス！

４ｔｈアルバムにして、菅野＆坂本コンビの到達点である『少年アリス』収録曲。アルバムの中では比較的リラックスして聴ける佳品。

cloud 9

サントラ『WOLF’S RAIN O.S.T.2』だけにひっそりと収録されている曲。ちょっと地味かもしれませんが聴く程に味が出てきます。

光あれ

『少年アリス』のターニング・ポイントとなる力作。坂本真綾のオリジナル・アルバムでは２ｎｄ『DIVE』（ＭＭ誌が年間ベストに選んだ）と４ｔｈ『少年アリス』を機会があればトータル・アルバムとしてじっくり聴いて欲しいですね。アグレッシヴなのが好みの方は『少年アリス』、ペット・サウンズが好きな方には『DIVE』をお勧めします。