加藤和彦『パパ・ヘミングウェイ』

パパ・ヘミングウェイ(紙ジャケット仕様)

パパ・ヘミングウェイ(紙ジャケット仕様)

突然の訃報には心底驚きました。近年も精力的に活動されている様子だったのですが・・・。
フォークルやミカバンドもさることながら、個人的にはこの作品から始まる“ヨーロッパ三部作”が忘れがたい。この時期の加藤和彦高橋幸宏大貫妙子などの音楽によってヨーロピアンなポップスの魅力を教えてもらいました。加藤和彦の音楽は興味がない方にはただの絵空事としか感じられないでしょうが、聴きかえす度に、洗練されたサウンドの中から己のセンスに全てをかけた凄みがくっきりと浮き彫りになってくるように思えます。

ご冥福をお祈りいたします。