フィラモア・リンカーン『ザ・ノース・ウィンド・ブリュー・サウス』

選挙にも行ったし、他には特に用事のない休日の午後にぼんやり聴いているのにぴったりの音楽。メリー・ホプキンが取り上げたことで知られる「夢みる港」の作者、フィラモア・リンカーンが1970年に残した唯一のアルバムです。基本的にはソフト・ロック的なのですが、ときおりややハードな曲も唱っています。ソフト・ロック調の曲では少しドノヴァンを思わせる彼のヴォーカルがいい感じで、曲も悪くないのですが、全体としてはとりとめのない印象ですね。だからこそぼんやり聴いているには丁度良いのですが。