安心して聴ける、という評価は時としてポップ・ミュージックではマイナスの意味を持つことがあるけれど、スワン・ダイヴについてはプラスの意味に受け取ってください。毎回微妙にアプローチを代えてきますが、常に心地よい高品質のポップスを届けてくれる二人組み。前作はボッサ・アルバムだったけど、今回は
ナッシュヴィル録音で、
ウクレレを多用するなど、オールドタイミーなグッドタイム・ミュージック路線。もちろん悪いわけはありません。
モリーの歌声も相変わらず魅力的で、たまに歌うビルもいい味だしています。
エヴリシング・バット・ザ・ガールが
ドラムン・ベース路線に走らなければ、こんな感じになっていたかも、とふと思ったりしました。