第６７期名人戦七番勝負第５局

羽生名人に郷田九段が挑戦している名人戦。ここまで全て後手番が勝利して２勝２敗です。本局の後手番は羽生名人ですが、さあどうなるか。これまでの４局はじっくりとしたコクのある戦いでしたが、第２局に続いて横歩取りとなった第５局は羽生名人がいきなり激しい展開に踏み込んで、もう終盤のような様相を呈しています。初級者レベルの目では玉の真上に馬をつくられた羽生名人がピンチに見えて仕方がありません。実際名人は封じ手に２時間以上の大長考。これは普通に考えると苦しいから手を模索していたということでしょう。解説を読むと名人の飛車が成りこんでもあまり後手良くないらしい・・・ということは何か他の切り返しがあって、それを読んでいたのでしょうか。私なら飛車成りがダメとなれば、５六歩と相手玉頭を狙って歩を叩きつけますが、これは無さそうですね（笑）。