イタリア四重奏団『ドビュッシー/ラヴェル 弦楽四重奏曲』

ドビュッシー:弦楽四重奏曲

ドビュッシー:弦楽四重奏曲

ドビュッシーラヴェル弦楽四重奏曲は作曲家としての比較的初期に1曲だけしか書かなかったという共通点があります。私が持っているのはアルバン・ベルク四重奏団と今回取り上げたイタリア四重奏団の2枚。その日の気分によって聴きわけています。かっちりとしたアルバン・ベルク四重奏団に対しイタリア四重奏団の方は“歌”を前面に出したような演奏という印象ですね。曲としては、どちらかといえばドビュッシーの方が好きなのですが、オーケストラと変わらない色彩感あふれる響きを生み出しているラヴェルの完成度にもただ舌を巻くばかり。