第21回セレクト合戦“ウキウキ・セレクト”

恒例の音楽仲間とのセレクト合戦。テーマはウキウキです。今回はゆるい裏テーマとして“架空ビッグ・バンドのレヴュー”を設定してみました。ウキウキというよりはややアゲアゲになったような気もしないではないですが(笑)、楽しく聴いてもらえればと考えながら選曲しましたよ。

1)Van Dyke Parks:Taps

まずはヴァン・ダイク・パークスの華やかで楽しいインストからスタート。ハーモニカやスティールパンのさりげない使い方がいかにもヴァン・ダイク・パークス!ですね。

ジャンプ!<紙ジャケットCD>

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2) Dr. Buzzard's Original Savannah Band: You've Got Something/Betcha' The Love Bug Bitcha'

ビッグ・バンド・サウンドとディスコ・ビートをうまく融合させた快適音楽集団、オリジナル・サヴァンナ・バンドの1stから。ブラス・アレンジはチャーリー・カレロが手がけています。

オリジナル・サヴァンナ・バンド(紙ジャケット仕様)

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3)小泉今日子小泉今日子はブギウギブギ

久々の新作『ナイス・ミドル』から。彼女は自分の「らしさ」をいやみなく演出することがうまいですね〜。

Nice Middle(初回限定盤)(DVD付)

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4)Jah Warriors:Under The Apple Tree

マッド・プロフェッサー率いるアリーワ・レーベル得意のラヴァーズ・ロックから1曲。終盤に軽くダブになるところが心地よい。

サバービア・サウンド・システム・フォー・アフタヌーン・ラヴァーズ

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5)久保田麻琴:Bon Temps Rouler

久保田麻琴が久々に歌ったアルバム『ON THE BORDER』から。ティン・パンもこの曲を取り上げているので(ヴォーカルは小坂忠!)聴き比べてみるのも一興です。これはケイジャン風のサウンドなのかな?

ON THE BORDER

ON THE BORDER

6)Radamés Gnattali:Remexendo

ショーロの伝統を今に伝える好コンピレーション・アルバムから選びました。優雅な響きが美しい。

ショーロ歴史物語(2CD)

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  • 発売日: 2007/11/11
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7)Toumani Diabate's Symmetric Orchestra:Toumani

コラ奏者トゥマニ・ジャバテが組織したビッグ・バンドのアルバム冒頭を飾る1曲。独特なリズムとコラの音色、ユッスー・ンドゥールを思わせる迫力あるヴォーカルの取り合わせてぐんぐん引っ張ってゆきます。

独立大通り

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8)XTC:Omnibus

なんだか既に懐かしさを感じてしまうXTCという名前。コリンがアンディの元へ戻ってくる日は来るのだろうか・・・。これは彼らには珍しくブラス・サウンドをたっぷりとフィーチュアしたポップ・ソング。ドラムスは黄金期のフェアポート・コンヴェンションの屋台骨を支えた名ドラマー、デイヴ・マタックス。

ノンサッチ(紙ジャケット仕様)

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9)Room Eleven:Lalala Love

濃い曲が続いたのでちょっと息抜き。ちょっとノスタルジックでユーモアを感じさせるほのぼのした曲。

MMM…GUMBO?

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10)Sparks:Looks, Looks, Looks

来日記念で選曲(笑)。トニー・ヴィスコンティをプロデューサーに迎えて制作したイギリスでの3作目。

スパーク・ショー +3

スパーク・ショー +3

11)雷蔵:時間の終る時〜孔雀と緬羊

90年代初頭にあがた森魚が元じゃがたらのOTOやムーンライダーズ武川雅寛らと結成したグループ、雷蔵が残した唯一のオリジナル・アルバムの最後に収録された曲。一度ライヴで聴いてみたいなあ。

雷蔵参上

雷蔵参上

12)V.A:Put On A Happy Face

ショーも終わり、最後はさらりと終了。おもちゃの楽器だけで演奏されたスタンダード・ナンバーです。オリジナルは1960年にミュージカル「バイバイ・バーディ」のためにつくられたもので、ディック・ヴァン・ダイクによって歌われました・・・というのは今知ったのですが(笑)、奇しくもヴァン・ダイクで始まりヴァン・ダイクで終わる形になりました。

スヌーピーのジャズ

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