ニーナ・シモンやセルジュ・
ゲンスブールも使用したパリのフェイバー・スタジオで録音され、ベルギーのクラムド・ディスクからリリースされた4th。ジャズ的な雰囲気の中にヒップホップやラウンジの感覚が巧みに織り込まれた耳ざわりの良い音楽ですが、ただ快適なだけではなくて、全体に流れるメランコリーがアルバムに陰影と繊細さを与えておりこちらの心を惹きつけます。そういえばどこかで聞いたことのある名前だなあ、と思っていたら、昔1stをレヴューしていました(笑)。そのときの文章を読み返してみたのですが、やはりメランコリックな雰囲気について言及していましたね。個人的には初期の
アル・クーパーのアルバムに似た印象を受けました(同意する人はほとんどいないと思いますが・・・)
MOCKY - BIRDS OF A FEATHER
口笛と物寂しいヴォーカルの取り合わせが絶妙な佳曲。