私の好きなピアノ・アルバム ベスト3

雑誌「考える人」の特集“ピアノの時間”の中の企画をいただきました(^^;)。あれこれ考え出すときりがないので、1ジャンル1枚で選んでいます。

1)『バッハ:ゴールドベルク変奏曲』(グレン・グールド81年版)

バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年録音)

バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年録音)

いわずと知れた名盤ですが、やはりこのアルバムを外してピアノ音楽を考えることは私にはできません。ゆったりとしたアリアが終わった後、弾むように第1変奏が始まる瞬間に感じる、なんともいい様が無い清新な感動は初めて聴いたときから今に至るまで何度聴いても薄れることはありません。

2)『甘美な光輝』(フェビアン・レザ・パネ

Sweet Radiance

Sweet Radiance

ドビュッシー、ジャズ、民族音楽などの要素が自在に組み合わされた音楽。甘美と題されているけど、決して耽美的ではなく乾いたユーモアをむしろ感じさせます。3枚組の大作だけど、好きなところから聴き始め好きなところで聴き終えていいようになっているのが良いですね。

3)『鏡面界』(ハロルド・バッド/ブライアン・イーノ

ザ・プラトウ・オブ・ミラー(紙ジャケット仕様)

ザ・プラトウ・オブ・ミラー(紙ジャケット仕様)

アンビエント・シリーズ第2作。これは発売当時の邦題を残して欲しいですね。完成度の高さでいえば次の『パール』の方が上かもしれませんが、初めて聴いたときの感動を優先して選びました。







考える人 2009年 05月号 [雑誌]

考える人 2009年 05月号 [雑誌]