坂本龍一+ダンスリー『エンド・オブ・エイシア』

エンド・オブ・エイシア

エンド・オブ・エイシア

予想以上に良かった教授の新譜については土日のどちらかで書く予定ですが、今日はリマスタリングされて発売されたこっち。ダンスリーが坂本の曲と古楽をほぼ交互に演奏しているアルバムで、私に古楽の扉を開いてくれた思い出深い一枚です。ややオリエンタルな響きのする坂本曲もそれほど違和感なくアルバムに溶け込んでいるのがユニークなところで、特にこのアルバムのために書かれたとおぼしい「ダンス」と「リヴァー」が良いですね。アルバム全体を通してべたっとしていない乾いた抒情が心地よい。これは教授の裏名盤です。