V.A.『ジャズ・シュプリーム:フェンダー・ローズ・プレイヤー』

ジャズ・シュプリーム:フェンダー・ローズ・プレイヤー

ジャズ・シュプリーム:フェンダー・ローズ・プレイヤー

サバービアの橋本徹が手がけたコンピレーション・アルバムには“フリー・ソウル”のシリーズをはじめ、随分お世話になっています。昨年末からリリースがスタートしている、「至高のジャズ」と題された一連のシリーズもモダン・ジャズからクラブ・ジャズまで幅広い目配りから選ばれた佳曲が揃っていて期待を裏切らない出来なのですが、中でもフェンダー・ローズにスポットを当てたこのアルバムの心地よさは群を抜いています。彼が手がけたコンピの中でも一、二を争う一枚なのではないかと思ってしまうほど夢中になってしまいました。ただ快適なだけではなく、内省的な深みも感じられるのがこれまでと大きく異なるところで、BGMとしても良し、じっくり耳を傾けても良しの素晴らしさです。