アントニー・アンド・ザ・ジョンソンズ『ザ・クライング・ライト』

ザ・クライング・ライト

ザ・クライング・ライト

今週は心身ともにキツイ一週間でしたが、なんとか乗り切ることができました。今はこうしてこの素晴らしい音楽にじっくり耳を傾けることのできる歓びに浸っているところです。
ルー・リードビョークなどとの共演で注目を集めているアントニー・ヘガティの新作。ブルー・ナイル、ジミー・スコットデヴィッド・シルヴィアンルーファス・ウェインライトらと共通するものを強く感じるのですが、彼らがそうであるようにアントニーの音楽も孤高の輝きを放っており、そのメランコリックかつ官能的な歌声は、ストリングスに彩られても、いや彩られているからこそますます深い哀しみを湛えて聴く者の心に迫ります。ジャケットは舞踏家、大野一雄

Antony And The Johnsons “Another World”


Antony And The Johnsons "Epilepsy Is Dancing"