最近の将棋好きな小学生には、手を深く読まなくてはならない局面で「ダイブ!」と叫んで考える子や、雁木に囲う子がいるそうです。マンガの影響力おそるべし。TVドラマは終了しましたが原作はまだまだ熱い展開が続いています。特にこの8巻は
ハチワンダイバー史上最高の緊迫感が全編を覆っている巻となりました。普通なら使い捨てされていてもおかしくない
マムシの再登場には、脇役を大切にするヨクサルイズムが感じられます。前作「
エアマスター」が典型的でしたね。本編の緊迫感と対照的なのがオマケマンガ。これが
長歌と
反歌の関係を思わせるいい感じになっています。初めて覚えた戦法で勝つのはうれしいものですが、その喜びが短いページの中にしっかり表現されているのはさすがです。これから小学生
棋士の間で
カニカニ銀ブームが来るか(笑)。