最近読んだ/読んでいる本

将棋関連の本はこのリストに入れないようにしているのですが、実をいうと今一番精読しているのは「森下の四間飛車破りです。

夏彦迷惑問答 誰か「戦前」を知らないか (文春新書)

夏彦迷惑問答 誰か「戦前」を知らないか (文春新書)

最近自分の中でちょっとした山本夏彦ブームが来ています。

世界のピアニスト―吉田秀和コレクション (ちくま文庫)

世界のピアニスト―吉田秀和コレクション (ちくま文庫)

私の周囲のクラシック・ファンはあまりこの人について触れないのですが、なぜでしょうね?

柿の種 (岩波文庫)

柿の種 (岩波文庫)

晩年のロラン・バルトに通じる味わいあり。と云うのは大げさかな?

夜ふけの汽車で、一人の紳士が夕刊を見ていた。
その夕刊の紙面に、犬のあくびをしている写真が、懸賞写真の第一等して掲げてあった。
その紳士は微笑しながらその写真をながめていたが、やがて、一つ大きなあくびをした。
ちょうど向かい合わせに乗っていた男もやはり同じ新聞を見ていたが、犬の写真のあるページへ来ると、口のまわりに微笑が浮かんで、そうして・・・一つ大きなあくびをした。
やがて、二人は顔を見合わせて、互いに思わぬ微笑を交換した。
そうして、ほとんど同時に二人が大きく長くのびやかなあくびをした。
あらゆる「同情」の中の至純なものである。

さよなら絶望先生(13) (講談社コミックス)

さよなら絶望先生(13) (講談社コミックス)

ついに13集。どんなことでもネタにして続いていることに感服です。単行本書き下ろしも相変わらず充実していて、羽生善治の名言「才能とは努力を継続する能力である」との言葉を贈りたい(笑)。いや本当にたいしたものですよ。