SHINODAさんのセレクトに触発されて、自分なりのコーラス・セレクトをつくってみようかな、と思案中です。手持ちのアルバムをあれこれ引っ張り出して聴き返しているのですが、このアルバムもそのひとつ。久しぶりに聴いたのですが、明るく勢いのあるコーラスにあっという間に引き込まれました。通算7枚目に当たるアルバムで、パット・ウィリアムスが編曲と指揮を担当したオーケストラとの共演。録音はドイツの名門MPSレーベルのスタジオで行われたものです。ジャズに囚われない幅広い選曲センスはこのアルバムでも健在で、冒頭から
スティーヴィー・ワンダーの名曲「ユー・アー・
ザ・サンシャイン・オブ・マイ・ライフ」を快活なアレンジで料理。最初の一音から陽射しにパーッと照らされていくよう。しっとりとしたバラードでもスピード感を持っているのがこのグループの一番の魅力で、耳を傾けているとあっというまに時が経っていきます。