O.S.T.『EX MACHINA』

EX MACHINA ORIGINAL SOUNDTRACK(DVD付)

EX MACHINA ORIGINAL SOUNDTRACK(DVD付)

インタビューでは「還暦になったからテクノは卒業した」という主旨の発言をしていたと思うのですが、カントリー・ロッキンなアルバム『FLYING SAUCER 1947』と同時進行でしっかりとこんなテクノなアルバムをつくってしまうのが細野晴臣の懐の深さ。細野は全体の監修という立場で、アルバムにはコーネリアステイ・トウワレイ・ハラカミm-floHASYMOといった豪華な顔ぶれが参加しています。サントラですが、単独のアルバムとしてもヴァラエティに富んだ聴き応えのある一枚になっていて、驚くべきことにシングルでは正直退屈だったHASYMOの曲もこの中では魅力的に響きます(笑)。しかしやはり一番の聴きものは後半に並ぶ細野単独曲で、『BGM』からモナド時代を彷彿とさせるややダークなトーンがたまりません。