V.A.『Moonlight Serenade of Heavenly Islands』

Moonlight Serenade of Heavenly Islands

Moonlight Serenade of Heavenly Islands

晩秋に聴くハワイアンも乙なものです。サバービア・スイートの橋本徹が50〜60年代にかけてアメリCBSで録音されたカタログの中から選曲したコンピレーションで、ハワイアンに敷居の高さや馴染みにくさを感じていた人でも心地よく聴くことができる1枚となっています。スラック・キー・ギターやスティール・ギターの美しい音色と、独特の大らかさがあるヴォーカルといったハワイアン特有の魅力はもちろん、ボサノヴァやスムーズ・ジャズに通じる洗練された感覚、シティ・ポップス的な一面も時に感じさせるなど、たゆたうアンサンブルの中に多彩な響きを聴き出せる一枚になっているのがさすがの選曲技。