Jo mango『Paperclips and Sand』

Paperclips & Sand

Paperclips & Sand

Jo Mangoはミュージシャンとしてそしてパフォーマーとしてすばらしい才能を持っているアーティスト。彼女はとても美しい曲を書くし、彼女のユーモアのセンスは去年一緒にツアーした一年をとても明るいものにしてくれたわ。優しくて、独創的、音楽好きで、聡明。彼女の未来が明るいことを私は確信してるわ― ヴァシュティ・バニヤン

ヴァシュティ・バニヤン来日公演にサポート・メンバーとして参加。ギター、フルート、ピアノ、カリンバと多彩な楽器でヴァシュティの音楽に広がりと奥行きを与えていた女性アーティスト、ジョー・マンゴーのアルバムです。グラスゴー在住で16才から音楽活動を始め、2006年に発表されたのが1stアルバムであるこの作品。ヴァシュティのライヴでのソロ・コーナーではカリンバの弾き語りを披露して、その透明感のある歌声にすっかり魅了されたのですが、このアルバムはその期待を裏切らない愛らしい楽曲集となっております。
1曲目がヴァシュティのライヴでも歌った「My Lung」。アルバムでもベンドされたカリンバのユニークな響きが楽しめます。その他の曲はアコースティック・ギターを中心としたシンプルなアレンジで特に奇をてらったところはありませんが、それがかえって彼女の声の美しさと曲の良さを浮き彫りにします。数曲でドラムも加わりますが、やはり彼女の魅力が引き立つのはドラムレスで弾き語りを基調としたサウンドでしょう。グロッケンシュピールの彩りが添えられてエレクトロニカっぽく響く曲もあります。個人的なベスト・ナンバーはフルートも参加したワルツ・ナンバー「Waltz with Me」。

関連リンク

こちらで「My Lung」が試聴できます。
http://www.myspace.com/jomango