秋の和みセレクト感想(11)FURUさん

有名アーティストの隠れた名曲を巧みに配置したFURUさん(id:FURU)のセレクト。和みつつも「やられた〜」と唸りっぱなしでしたよ(笑)。
FURUさんならではのダンディズムを感じました。
1.Aloha / Uncle Walt's Band (1974)
2.Gray Sunny Day / The Cowsills (1968)
3.Stop Right There / The Hollies (1967)
4.Traffic Jam / The Classics Ⅳ (1969)
5.Dismal Day / Bread (1969)
6.Behind That Locked Door / George Harrison (1970)
7.The Old Scat Skiffle / Alice Babs & Ulrik Neumann (1958)
8.Sentimental Journey / Beverly Kenney (1959)
9.Sunday In New York / Eddie Hazell (1966)
10.Both Sides, Now / Joni Mitchell (1969)
11.Beautiful Isle Of Somewhere / Geoff Muldaur (2000)
12.Calico Skies / Paul McCartney (1997)

ゆったりとした感覚とコーラスが正に今回のテーマにふさわしい1からスタート。このグループとは盲点をつかれた2。サンシャイン・ポップの佳曲ですね。3もまたまた有名バンドの隠れた名曲。4は60年代後半ならではの洒落た感覚が冴えていますね。5は彼ららしい爽やかな曲。イントロがちょっとXTC「マイ・バード・パフォームズ」に似ていることを発見しました。6はいつかセレクトに使おうと思っていました。先を越された!(笑)ジョージらしい繊細なメロディーを持つ曲ですね。大好き。7はFURUさんらしい選曲。息のあったスキャットが楽しいです。続く8もスキャットがいい感じ。この大スタンダードをさらりと歌ってるのが心憎い。9はせかせかしたリズムに粋なヴォーカルがのっかるアコースティック・スイング。そしてこのタイミングでジョニ・ミッチェル初期の名曲10をもってくるセンスがいいですね。まだこの頃のジョニはジャズからの影響は濃くないけれど、この曲はシンガーズ・アンリミテッドのようなジャズ畑のグループも取り上げています。個人的には原田知世のカヴァーも忘れがたい。ちょっとゴスペルっぽい11はジェフのヴォーカルが味わい深いです。そして大御所ポールの12は、これも私がいつかセレクトに使おうと思っていたもの、というか今回の自分のセレクトの候補曲でした。ポールはこういう小品に一番その才能を発揮していると思います。健'sのカヴァーも良かったですね。

FURUさん自身の解説は↓
http://www.bb.din.or.jp/~furumoon/odai-select16.htm