秋の和みセレクト感想(2)きよさん

前回感想を書いたショック太郎さんのセレクトと対をなすような印象を与えるのがきよさん(id:addsomemusic)のセレクト。ブリティッシュ・フォークのショック太郎さんに対してアメリカン・フォークのきよさん。時間がないので「棚からひとつかみで」作ったと本人は述べておられますが、だからこそストレートに良いと思える曲がずらりと並んだといえそうです。

1)SO FAR AWAY / CAROLE KING 
2)THE WILDNESS IS HOME / DOUGLAS WOOD
3)SWEET INSPIRATION / TRUSTY 
4)LOVE HAS PASSED ME BY / STEPHEN PARKER 
5)EVERYONE TUESDAY / MARK HENLEY 
6)IS MY TEAM PLOWING / BEACON CITY BAND 
7)FATHER AND SON / THE REAL THING 
8)TAKE MY HAND MEDLEY / BILL & LORAIN HAROUFF
9)SPRIT OF A WOMAN / CRAIG ASP 
10)GO JUMP IN THE RIVER / BILL DESTLER 
11)SONG BIRD / BILL GREENWOOD
12)AND I LOVE YOU SO / HARPER 

1のキャロキンは問答無用の名曲。つかみはバッチリOKですね(笑)。2の温かいヴォーカルはまさに“和み”そのもの。3も甘さと渋さのバランスが絶妙です。4は似たような味わいながら、ぐっとメロディーに幅が出てきた感じ。間奏のフルートいいなあ。5も文句のつけようのない曲ですね。楽器やヴォーカルの重ね方がシンプルながらも効果的。無駄な音がひとつもありません。6のひなびた味わいも捨てがたいものがあります。7もまたまた心温まる曲。リード・ヴォーカルが交代する瞬間が特に良いです。8はいきなり知ってる曲が出てきてちょっとびっくり(笑)。9は女性ヴォーカルのハーモニーが爽やかな印象を与えてくれます。10はユニークな声質のヴォーカルが独特のユーモラスな雰囲気を醸し出していい感じです。ずっとアコギ中心の曲が続いたので11のピアノの音が新鮮に響きます(笑)。エコーが独特。そして12は最後を締めくくるのにふさわしい、しみじみとした名曲です。しみるなあ。
どこをとっても「きよさん印」の素敵なセレクト、まさに晩秋にぴったりでした。

きよさんによる解説は↓

http://d.hatena.ne.jp/addsomemusic/20061111