カル・ジェイダー『サウンズ・アウト・バート・バカラック』

クールなヴァイブで暑さを乗り切れ!シリーズ第2弾。ラテン・ジャズを代表するヴィブラフォン奏者のバカラック集です。プロデューサーにゲイリー・マクファーランドを迎え、クレジットを見ると多彩な楽器(フレンチ・ホルンやバスーンなど)が使われているにもかかわらず、風通しの良い爽やかなサウンドになっています。カル・ジェイダー自身のヴィブラフォンの音色はもちろん、要所要所でさりげなく鳴っているオルガンが効果的。どの曲も気持ちよく聴けますが、マンフレッド・マンの熱演が印象的な「マイ・リトル・レッド・ブック」から続く後半の出来が特に良いと思います。