ピンク・フロイド『夜明けの口笛吹き』

夜明けの口笛吹き

夜明けの口笛吹き

シド・バレットが亡くなったそうです。悲しさよりも「まだ生きていたのか・・・」という驚きの感情が先にたってしまい、複雑な感慨に浸っていました。彼が残した作品は僅かなものですが、どれも心に忘れがたい刻印を残します。なかでも私にとって特別なのはこの『夜明けの口笛吹き』。ピンク・フロイドに特に強い思い入れはないのですが、この1stアルバムだけは別です。サイケデリック・ロックという言葉で真っ先に思い浮かぶアルバムでもあります。当時のシドの頭の中ではどんな音楽が鳴っていたのでしょうか。それはこのアルバムより、もっと奇妙で美しい響きだったのでは・・・。

故人の冥福を心からお祈りいたします。