今週読んだ/読んでいる本

オリガ・モリソヴナの反語法 (集英社文庫)

オリガ・モリソヴナの反語法 (集英社文庫)

長い道 (Action comics)

長い道 (Action comics)

うつうつひでお日記 (単行本コミックス)

うつうつひでお日記 (単行本コミックス)

うらなり

うらなり

ビッグバン宇宙論 (上)

ビッグバン宇宙論 (上)

米原万里の本を最近続けて読んでいますが、彼女の残した唯一の小説である「オリガ・モリソヴナの反語法」には特に強い感銘を受けました。重い主題を力強く、かつ明るく描ききった傑作と思います。これは後で読み返したい。こうの史代「長い道」気になっていたのですが、ようやく読むことができました。のほほんとした中に潜む複雑で微妙な心理の綾を、言葉に頼らず絵で表現しているのがいいですね。とり・みきを思わせるような実験的なこともやってますが、全然鼻につきません。吾妻ひでお待望の新刊は「失踪日記」を執筆していた時期の日々を描いたもの。なぜか親近感を感じる。マズイなあ(笑)。小林信彦の小説を読むのは久しぶり。「坊ちゃん」をうらなりの視点で書いたものですが、パロディではありません。この人がもともと持っていた苦い部分がいい形で出ていると思いました。サイモン・シンは上巻を読み終えたところ。面白いです。

あー、川原泉の新刊が出ていたことを忘れていた。買ってこなくちゃ・・・。