Perfume「エレクトロ・ワールド」

エレクトロ

Techno Pop Will Never Die! 21世紀にテクノ・ポップの灯をともす広島出身のアイドル・ユニットの最新シングルです。
彼女達は2002年にシングル「OMAJINAI★ペロリ」でデビュー。その後capsule中田ヤスタカが作品を手がけることになり、一気にテクノ・ポップへの道を邁進します。2005年にはシングル「リニアモーターガール」でメジャー・デビュー。「コンピューター・シティ」を挟んで、今回取り上げた「エレクトロ・ワールド」はメジャー・リリース3枚目となるシングルです。どうですか、このクラフトワークとしか思えないようなタイトルの数々は。素晴らしいですね。
私はメジャー・デビュー後の作品しか聴いていないのですが、サウンド、ヴィジュアルともコンセプトが一貫しているので、どれかひとつを気に入れば外れなしです。ダフト・パンクをよりキャッチーにしたようなテクノ・ポップ・サウンドと、3人のいい塩梅に無表情なヴォーカルが溶け合って、キラキラしているのに、どこか刹那的で哀しみが潜むというアイドル・ポップの醍醐味を満喫させてくれます。徹頭徹尾つくりものなのに、不意にぐっとくる瞬間があるんですよ。今回のシングルはややサウンドがハードになり力強さが増しました。カップリングの「Winder2」は一転してファンシーで甘酸っぱい曲でこちらも聴き応えあります。

8月には待望の1stアルバムがリリース。待ち遠しいです。それまではこの3枚のシングルを繰り返し聴くことにしましょう。

リニアモーターガール

リニアモーターガール

コンピューターシティ

コンピューターシティ

http://www.amuse.co.jp/perfume/