Dougie Maclean『Snaigow』

Snaigow

Snaigow

Dougie MacleanはスコティッシュのSSW。今回のセレクト合戦で、ショック太郎さん(id:bluemarble)のセレクトはブリティッシュ・フォークの魅力と奥深さを伝える見事な選曲だったのですが、その最後に収められていたのがDougie Macleanの曲でした。最初に聴いたとき、その暖かい歌声と優しいメロディーにたちまち魅了されましたが、誰が歌っていたのかはさっぱりわからずじまい。後日曲目が発表されたときにも、すぐにはピンとこなかったのですが、どこかで見覚えのある名前だと思って棚をあさったら出てきたのがこのアルバム『Snaigow』です。
確かジャケットがケヴィン・エアーズにちょっと似ていたから、という理由で購入したはず。久しぶりに聴き返してなんでこんないいアルバムを放っておいたのだろうかと後悔しました。1980年の作品で、参加メンバーにミニ・ムーグを弾いている人がいて、変に流行を追ったものだったら・・という危惧を抱いたのですが、嬉しいことに全くの杞憂に終わりました。
弾き語りを中心とした穏やかな美しさを持つ曲を中心に、フィドルが活躍するリール調の曲が数曲挟まるといった王道の内容です。この文章を書く前にちょっと調べてみたのですが、彼の詳しいプロフィールはわからずじまいでした。いい曲を書く人なのでしっかりとしたライナーがついた国内盤が出て欲しいところですね。
ちなみに、ショック太郎さんが選んだ曲「Caledonia」が収録されているアルバムは↓です。
Craigie Dhu

Craigie Dhu

次はこれを買わなくては。