ニコレット「ライフ・ラヴズ・アス」
- アーティスト: ニコレット
- 出版社/メーカー: インディーズ・メーカー
- 発売日: 2005/05/25
- メディア: CD
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プロデュースはニコレット自身。作詞・作曲・プログラミングも本人がてがけており、彼女の世界が思う存分展開されている作品になっています。ドラムン・ベースやブレイク・ビーツを基盤としながらもそれらを脱臼させたような独特のビートが全編を通して貫かれています。1曲目は「フィーリン・グルーヴィー」のカヴァーなのですが、テンポが伸縮自在に変化するので、最初に聴いたときは船酔いに似た感覚になりました。サウンドもストレンジなエレクトロニクスの音色が奔放に駆使されてカラフル。そこにリンダ・ルイスを彷彿とさせるニコレットのヴォーカルが加わると摩訶不思議な多幸感のある音楽が出現するのです。
ライナーノートによると「聴いたことのないビートを組み合わせて聴いたことのないハーモニーを創って、それが凄くエキサイティングなジャズに聴こえる」という考えの下で制作されたそうですが、その狙いは充分に達成されていると思えます。