11.59「アウア・サクリファイス・オヴ・プレイズ」

huraibou2006-02-28

今日はきよさん(id:addsomemusic)にコバンザメ企画。クリスチャン系のブリティッシュ・フォーク・グループが74年に唯一残したアルバムです。11.59はギタリストのジョン・ハーディングを中心とした7人編成。冒頭の「ジ・アース・イズ・ザ・ローズ」でメロトロンが聴けることもあり、プログレファンにも人気があるそうですが、これをプログレと呼ぶのはちょっと無理があるのでは・・・。女性ヴォーカルとコーラスがたっぷり聴けて、フォークというよりソフト・ロックに近い雰囲気です。穏やかな曲が目立つ中「ハレルヤ・ジーザス」のような軽快な曲もあり、ジョンによるとサウンド面ではAOR的なアプローチを施したとのことですが、全体的にはなんとなくもったりとしているのが英国的といえるかもしれません。この今ひとつ垢抜けないところが魅力でもあり、物足りなく思うところでもあり。だけど女性リード・ヴォーカル、ロス・ハーディングの美声があれば全て許せます。