1899年にあこがれて

今日は雑談です。
今回のセレクト合戦で私が選んだ「キャラヴァン」はもちろんデューク・エリントンの代表曲。そのエリントンが生まれたのは1899年4月29日なのですが、1899年は私にとっては特別な年で、エリントンの他にも好きなアーティストがたくさん誕生しているんです。
詳しくはこちらをご覧いただきたいのですが、私が特に興味を持っている人物を抜き出すと、
まず作家では石川淳ホルヘ・ルイス・ボルヘスウラジーミル・ナボコフ。私の好きな作家ベスト3ですよ。それぞれの作風の違いはあれど、いずれも膨大な知識を背景に迷宮のような作品を生み出し続けた人たちですね。
音楽関係では、エリントンをはじめとして、プーランク、オーリックといったフランス勢やカルロス・チャべス。指揮者のオーマンディーが目を惹きます。
映画監督では、ヒッチコックジョージ・キューカーブニュエルは残念ながら1900年生。
他にも写真家のブラッサイや変わったところではアル・カポネ赤尾敏笹川良一がいますね。

たまたま同じ年に生をうけたにすぎないであろう、彼等についてあえて共通するところなどをあれこれ考えたりするのは私にとって恰好の暇つぶしの材料なのですが、山田風太郎の明治物の作品のように、思わぬところで彼等が出会ったり影響を与えあったりするような作品を誰か書いてくれないでしょうか。小説でも評論でも構わないので。役者は充分そろっていると思うのですが・・・。