気ままにレビュー(10)P5さん

いつもセレクト合戦を仕切って下さる、P5さん(id:P5NEO)のセレクト。ジャケットを見たときは「すわ、ムード歌謡か?」とたじろぎましたが、内容はP5さん得意のソウル・セレクトでした。

1 I've Got A Feeling / Beatles (1970)
2 My Sweet Lord / Billy Preston (1970)
3 A Long Way To Go / Edwin Hawkins Singers (1971)
4 One Nighter / Dynamic Superiors (1975)
5 Nothing You Can Do / First Class (1980)
6 Make A Little Wish / Younghearts (1977)
7 Yes I'm In Love / Unique Blend (1975)
8 People In Love / 7th Wonder (1978)
9 (See You Again)In My Dreams / Elusions (1977)
10 Hey Girl / Ponderosa Twins Plus One (1972)
11 Touch / Jackson 5 (1973)
12 Lullaby 〜Uncle Albert / Foster Sylvers (1973)


1)喉に目いっぱい力をこめてシャウトするポールと、どこかシニカルなジョンの対比が魅力的でもあり、ちょっと悲しくもあり・・・でもかっこいい曲です。2)ジョージの追悼コンサートでもこの曲を熱演していましたね。3)ここまで、P5さんには珍しく(?)濃い目の曲が続きました。でも底にはポップさも忍ばせているのがミソです。4)ここで一転して軽妙な雰囲気に。この流れが上手いところです。5)パーカッションの響きが印象的なアヴェレージ・ホワイト・バンドのカヴァー。いい曲ですね〜。6)これもいい曲だなあ。軽快な16ビートとコーラスの絡みが心地よくてたまりません。7)P5さんはご自身セレクトを「中盤がだれちゃう」と振り返っているのですが、だれるどころかごきげんな曲が続いて飽きさせません。8)この曲も同様。ミディアムで跳ねるビートとコーラス、ホーンが一体となって、ソウル・ミュージックの持つ楽しさを伝えてくれます。9)ちょっとひなびた感じのリード・ヴォーカルが面白いですね。10)ここからはキッズもの。ハツラツとしてていいですね♪11)ソウル・キッズといえばジャクソン5。個人的にこの当時のマイケルのヴォーカルにはとてもソウルを感じるのですが・・・。12)最後はあっと驚く「アンクル・アルバート」のカヴァー。しかもブラームスの子守唄からのメドレーという凝ったアレンジ。これは素晴らしいものを聴かせていただきました。


手持ちは1)だけでした。特に気に入った曲は5)6)7)8)11)12)でした。
前半・中盤・後半とそれぞれ特色を設けて起伏に富んだ構成になっている、聞かせどころに満ちたセレクトでした。最近はあまりソウルを聴くことがなくなったのですが、こうして選りすぐられたものを聴いていると、やっぱりそのリズム、ヴォーカル、メロディなど、心躍らせずにはいられない魅力的な音楽なんだということに気づかされますね。素敵なセレクト、ありがとうございました。


P5さん自身の解説はこちら

http://www4.ttn.ne.jp/~sa-hiro/SELECT-12.htm