気ままにレビュー(2)フィニルさん

1)Devil In His Heart / The Donays ('61)
2)Sacre Charlemagne / France Gall ('64)
3)風になれるなら / 伊藤銀次 ('77)
4)The Land 〜 Rainy Sunday Evening / Ramatam ('73)
5)Easy To Slip / Bob Weir
6)The Darkest Night Of The Year / The Tikis
7)貿易風にさらされて / マザー・グース
8)Right On Tip Of My Tongue / Brenda & Tarbulations
9)The 81 / Candy & The Kisses
10)Come And Get Your Love / Redbone
11)はずかしそうに / 小坂忠
12)Sweet Lovin' / Poco

フィニルさんのセレクトはとてもバランスがよい選曲で安心して楽しめる1枚となっています。もちろん随所に工夫が光っているのがうまいところ。
1)はビートルズがガール・グループ好きだったことを改めて教えてくれる選曲。心憎いですね。2)フランス・ギャルの曲でもとびきりキュート。私も4枚組BOX持ってます。3)聞覚えのある声と思っていたら、1stでしたか。銀次のアルバムは「Baby Blue」辺りをよく聴いていました。4)はサウンドと声質のギャップが面白い。5)はアメリカ〜ンな感じ6)はハーパース・ビザールの前身バンドとのこと。初めて聴きました。ハーパースでは3rdが一番好き。7)は最近オリジナルがCDで再発されましたね。爽やかです。8)はフィラデルフィアのグループということですが、フィニルさんが解説されているとおり、まだ60年代っぽいテイスト。9)は心躍るポップなナンバー。10)はエレキシタールの響きがうれしい。11)これも聞覚えあるなあ、と思っていたら小坂さんでしたか。12)アンビエント?なイントロから土臭いコーラスへ。カントリー調でありながらゴスペルっぽさも感じられる、いい曲だと思います。

手持ちは2)だけでした。特に気に入ったのは3)、4)、6)、9)、12)ですね。

フィニルさん自身の解説はこちら
http://d.hatena.ne.jp/Finyl/20050514