2003-09-21 西脇順三郎詩集 岩波文庫 book ・・・に収録されている「秋」という詩*1から。2節に分かれているうちの後半 タイフーンの吹いている朝 近所の店へ行って あの黄色い外国製の鉛筆を買った 扇のように軽い鉛筆だ あのやわらかい木 けずった木屑を燃やすと バラモンのにおいがする 門をとじて思うのだ 明朝はもう秋だ という部分です。明日はもう秋の光に街がつつまれるのだろうか。なぜかしみじみ。 *1:元々は詩集「近代の寓話」に収録。