ビョーク『ヴェスパタイン・ライヴ:ロイヤル・オペラ・ハウス』

2001年に発表された傑作アルバム『ヴェスパタイン』発表時に行われたコンサートの模様を収録したDVDです。
遅まきながらようやく見ました。いや、しかし、すごいとしかいいようがありません。「博士とその助手」といった風情でビートとノイズを発信するマトモス。時にエレガントに時に激しくハープを
奏でるジーナ・パーキンス。かいまみえる素朴さがほほえましいグリーンランド聖歌隊。そしてオーケストラ。これらをぐいとひとまとめにしてしまうビョークのパフォーマンス!
ここでの彼女は人間であることを通り越して「音楽の精霊」としかよびようのない何かになっているとしか思えないですね。
それにしても「これ以上」はあるのだろうか?