Groovy Collection of Hi-Fi Set(解説編)

曲についての簡単な解説です。

01.幕開け

アルファ時代後期の5thアルバム『スウィング』収録。作・編曲は羽田健太郎ハネケンらしい華やかなアレンジが楽しめる、オープニングにふさわしい曲。

02.ファッショナブル・ラヴァー(Album ver.)

5thシングル「冷たい雨」のカップリングで、2ndアルバム『ファッショナブル・ラヴァー』のタイトル・チューンにもなりました。メンバーの山本俊彦作曲で編曲は松任谷正隆。この時期はバックもティン・パン・アレイ人脈でがっちり固められているのでサウンドも聴き応えがあります。

03.いつかスターに

A&Mスタジオでレコーデングされた4thアルバム『ダイアリー』収録。アレンジはフィフス・ディメンションも手がけたことのあるBob Alcivarで、バッキングもリー・リトナーやハービー・メイソン等を迎えています。

04.眠い朝

3rdアルバム『ラブ・コレクション』収録。ラテン・タッチのコミカルなナンバーで、作曲は佐藤博

05.エイジズ・オブ・ロック・アンド・ロール(Single Ver.)

2ndシングルで記念すべき1stアルバム『ハイ・ファイ・セット(後に「卒業写真」と改題)収録。カーペンターズ「イエスタデイ・ワンス・モア」と大滝詠一「Rock'n Roll お年玉」の併せ技?。岡崎広志によるコーラス・アレンジが冴えわたっていますね。作曲は村井邦彦

06.ジュ マンニュイ

2ndアルバム収録のボサノヴァ・ナンバー。加藤和彦がブラジル音楽にアプローチした『ガーディニア』が78年作だったことを考えると、1976年でボッサをやったのはかなり早かったのでは。大川茂のヴォーカルも味があります。作曲は渡辺俊彦。

07.フィッシュ・アンド・チップス

1stアルバム収録曲で、「エイジズ・オブ・ロック・アンド・ロール」の姉妹曲のようで、個人的にもお気に入りの曲。作曲は山本俊彦

08.夕空にハング・グライダー

5thアルバム収録。ストリングスに山本俊彦のファルセット・ヴォーカルが重なるフィリー・ソウルっぽい曲で、山下達郎の『ムーングロウ』に近いものも感じます。作曲は市川秀男・編曲は羽田健太郎

09.土曜の夜は羽田に来るの

4thシングル「スカイレストラン」のカップリング曲。作曲は村井邦彦はちみつぱい「塀の上で」と並ぶ70年代の2大羽田空港ソング・・・と呼んでいるのはきっと私だけ(^^;)。

10.星降る真夜中

村井邦彦作曲で、6thシングル「幸せになるため」のカップリング曲。隠れた名曲だと思います。

11.クリスタル・ナイト

大ヒットした「フィーリング」に続く8thシングル「風の街」のカップリングで3rdアルバムにも収録。今回のセレクトの後半は夜を舞台にした曲を中心にまとめてみました。作曲は山本俊彦

12.フェアウェル・パーティー

最後は荒井由美曲で締めくくりましょう。2ndアルバム収録。ちょっとジャジーサウンドが洒落てます。