すっかりお騒がせタレントになってしまった感のある
加護ちゃんですが、久しぶりに歌声を届けてくれました。タイトル通りジャズのスタンダードを取り上げたアルバムですが、これが結構良いのです。もちろん本格的なジャズ・ヴォーカルとはいいがたいですし、英語の発音もカタカナっぽさが残っているのですが、それを補って余りある魅力を持つ甘酸っぱくて伸びやかな歌を聴かせています。もともと歌声の魅力という点では
モー娘。でも一、二を争うものがあったのですが、その魅力をここまで分かりやすく示してくれたことはこれまでなかったといえるでしょう。へんなギミックに走らず、オーソドックスな選曲でまとめたことが効を奏していますね。バックのアレンジも実に手堅いのですが、その中にあってJacob Kollerの流麗なタッチのピアノが光っています。
Someone To Watch Over Me
