ジェネシス『ホエン・イン・ローマ...ジェネシス2007』
- アーティスト: ジェネシス
- 出版社/メーカー: TOSHIBA-EMI LIMITED(TO)(D)
- 発売日: 2008/07/30
- メディア: DVD
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メンバーはフィル・コリンズ、マイク・ラザフォード、トニー・バンクスの3人に、サポート・メンバーとしてチェスター・トンプソンとダリル・ステューマーが加わった5人編成。“ピーター・ガブリエル在籍時が好きだった人からポップ路線以降のファンまでみんなまとめて面倒みよう!”的な選曲となっております。個人的には彼らの作品で一番好きな『眩惑のブロードウェイ』から2曲も選ばれているのがうれしいところで、「イン・ザ・ケージ」は前半のハイライトとなっているし、「カーペット・クロラーズ」はアンコール曲として最後の最後に歌われているのですからたまりません。フィル・コリンズのエンターテイナーぶりもこうしたステージでは映えますね。観客の乗せ方など堂に入っていますし、タンバリンを手、膝、頭で叩きまくるシーンもユーモラス。そして歌ばかりでなくドラムも予想以上に叩きまくっていて、この辺高橋幸宏にちょっと見習って欲しいです(笑)。サポート・ドラマーのチェスター・トンプソンと向かい合ってスツールを叩きあい、そこからツイン・ドラムへ移行して「ロス・エンドス」へなだれ込む後半のハイライト・シーンには興奮させられました。ただし、この再生ジェネシスの要となっているのはトニー・バンクスと見受けられます。ニコニコと芸達者ぶりを披露するフィルとそれを温かく見守っているマイクに対し、終始真剣な表情でキーボードを操るトニーの姿はそのシンセの音色と共に、プログレの風格をバンドにしっかりと刻みこんでいるのでありました。
Genesis - Mama - From When in Rome 2007 DVD
それではDVDからサンプルとして1曲。70年代の彼らの方が好きな私でもこの曲はかなり気に入っていました。
Genesis-Carpet Crawlers 99
これは1999年にベスト・アルバムのために録られたセルフ・カヴァー。なんとピーター・ガブリエルとスティーヴ・ハケットも参加!