V.A『in drawing』

in drawing

in drawing

フィールドレコーディングは写真を撮ることと同じように、
たとえ同じ場所、同じ時間に録音したとしても人それぞれの感覚によって全く違う表情が現れてきます。
〜ライナーノートより〜

山形のcherry musicから2005年にリリースされたフィールドレコーディングのオムニバス・アルバム。ジャスティノ、戸塚泰雄、asuna、川口貴大、吉田アミ、クリス・ワトソンの6人のアーティストが“無加工で10分間の収録”というルールに則りそれぞれが思うフィールド・レコーディングの音源をまとめたものです。あまり音源についてあまり詳しい情報を記載していないことがかえって想像力をかきたてます(はっきりとわかるのはエア・コンディショナーの音を2種類録ったasunaくらいです)。ドローンやアンビエントといった現代音楽的な要素を強く感じるのもあれば、どこかノスタルジックな風景を連想させるものもあったりとそれぞれ個性的な音源揃いですが、ニューエイジやヒーリング、といったところとは一線を画しているところは共通しています。メロディーがはっきりとしていたり、ビートを強調した音楽に疲れたときはこういうものが良く効くんですよね。