ウラディーミル・ホロヴィッツ『スカルラッティ:ソナタ集』

スカルラッティ:ソナタ集

スカルラッティ:ソナタ集

ホロヴィッツって一人部屋の中で聴く、というのが全く似つかわしくないピアニストだと思います。ショパンなんて特に華やかすぎてどうにも落ち着かない気持ちになることもしばしば。やはりコンサート・ホールで聴くべき人だったのでしょうね・・・・まあほとんどのピアニストがそうだと思うけど〜例外はグールドぐらいか(^^;)〜、ホロヴィッツが一番そのことを意識させるのですよ。
そんな中にあって数少ない例外がこのスカルラッティソナタ集。シンプルな小品が多いせいかあまり華美な印象はなく、むしろ愛らしさを感じさせる演奏が多いです。この偉大なピアニストを初めて身近に感じることができた一枚。